資金調達のホントの姿

以前に直接金融と間接金融について本当に理解している人間ってどれくらいいるんだろうと考えたことがあった。
ファイナンスについて声高に叫ぶ人たちは、たいてい旧来型の間接金融をあまり経験していなかったりするので、バランスを欠いた論調になりがち。
もちろん、日本の商業銀行に籍をおく人間は、直接金融についてあまりに知らなさ過ぎる。いつまでたっても「有望な技術力の高い会社なんだから金を貸すべき」とか、「成長性が高いから銀行は金を貸すべき」という意見が出てくる。
たまに起業家サイドでも同じような論調が出てくる。

磯崎さんは、もともと商業銀行に勤務した経験と、オンライン証券を起業するという経験をお持ちの稀有な方。興味深いビジネスを紹介されています。その名もゲートキーパー業務

AIキャピタルにいた徳田さんがまさにこの業務を日本で始めて(?)本格的に展開されていたのでなじみはありましたが、日本の金融市場はまだまだ未成熟だなぁとあらためて感じた次第です。